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■日帰り 駐車場〜中ノ谷〜開拓分岐点〜展望台 往復〜七ツ池〜駐車場
「わたし、ここで降りてもいいんだけどな」
史跡マニアのまきくまさんが、史跡の宝庫・奈良を南下する近鉄電車の中で 冗談でつぶやいた。始発に乗っても目的地はまだまだ。もっと近くの山にすべきだったかと一瞬後悔した。5時間もかけて行って、遠くからやってきたまきくまさんとまゆ太さんが満足してくれるのか、それは私にもわからない。だって、私も初めて歩くところだから。
ようやく大台ヶ原の駐車場にバスが到着したのは10時10分。標高約1500メートルの駐車場はひんやりしていた。さっそくお土産物屋に行って帰ってきた二人の手には柿の葉寿司、陀羅尼助丸が握られていた。
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駐車場。この日は空いていました |
道標や登山道はしっかりしています |
今にも雨が降り出しそうな天気のなか、大台教会へと向かう。登山口から10分も歩かないうちに、自分達が別世界に来たことに気がつく。
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沢にかかる橋の上で。清流に見とれる |
新緑が美しいのです |
苔むした原生林のなか、源流をからめながら歩いていると
「お邪魔します」
と、つい言いたくなる。
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源流にかかる吊り橋 |
橋を渡ると開拓分岐点までもうすぐ |
小さなものでも見逃さない二人 |
この流れが名瀑となって放たれます |
拡張されてしまった登山道をゆるゆると下り、大きな吊橋をふたつ渡ったところで、平坦な開けた開拓分岐点に到着。ここでお昼ごはん。まきくまさんから柿の葉寿司をいただく。
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開拓分岐点。道標がいっぱい |
奈良といえば、柿の葉寿司です |
昼食後は、小処温泉への道標に従って展望台まで登る。展望台からは東ノ川の深い谷を挟んで、東大台とその突端にある大蛇グラの断崖が見えたが、次第に雲に覆われていった。
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そーっと近づいて大木からエネルギーをもらいます |
展望台。東大台は雲がかかってます |
ほうじ茶とクッキーでまったりタイム |
その雲は次第にこちら側にも流れてきて、展望台から再び開拓分岐へと戻る頃には小雨がぱらついてきた。霧が濃くなるかもと、少し不安だったがそれ以上、悪天にならずに済んだ。
開拓分岐点から七ツ池の間は、このコース中もっとも美しかった。三人ともため息の連続。言葉にならないとは、このことだ。この辺りは沢を何度か渡渉しつつ、登山道の方向がぐるりと変わるので道を間違えないように気をつけなければならないだろう。
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霧が流れてきて空気がグリーンに染まりました |
今はもう池ではなくなってしまった七ツ池まで登ると、団体さんのうしろにくっついて歩くことになり、最後は静かな森を独占することはできなかったが、それでもたっぷりと西大台を堪能することができた。沢沿いにバイケイソウ広がる平坦な場所までくると駐車場は近い。
初見は「微妙だな」と思ったが、眺めているうちに愛着が湧いてきた手作りの一本たたらの人形は、3人で歩いた記念の宝物。
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何事もなく沢を渡るまきくまさん |
ミニ一本たたら。友情の証だ! |