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■3日目 オーレン小屋〜根石岳〜東天狗岳〜にゅう〜麦草峠〜雨池〜双子池
本日は双子池まで10時間のコースタイム。休憩時間を加えるとそれ以上になるから、日没までに到着するのかさえ微妙な状態。やっばいなぁ、なんでこんな計画立てたんだろう?と思いながら5時50分、オーレン小屋を出発。
今日もまた曇天で薄暗い樹林帯を歩いていく。昨日から、私の中では樹林帯の評価は急上昇していたので、多少薄暗くても文句はいいませんとも!緩やかに標高を上げ、箕冠山(みかぶりやま)を通過後、少し下ると砂礫地帯に。またしても暴風のお出迎えにあい、根石山荘に到着。
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箕冠山までの緩やかな登り |
見晴しのよい(はず)所に建つ根石山荘 |
まったく遮るものがない広々とした砂礫の登山道を黙々を歩き、根石岳を通過、そして東天狗岳にあっさりと7時20分到着。6月にここに来た時の大展望を思い出すも、360度の見渡す限りの乳白色の壁に、その記憶は儚く消えていくばかり。
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まるで墓標!東天狗岳山頂 |
天狗岳を目指す多くの登山者 |
ここから岩場が続く。黒百合ヒュッテから出発した多くの人達とすれ違った。中山峠に着く頃には、東方向がわずかに晴れてきた。チラ見せしている紅葉。もったいぶるなよー、と思いながらしばらく進んで、にゅうへの分岐を右に曲がる。私が気になっている山名の上位に食い込んでいる「にゅう」。今までは散々ハラハラドキドキしてきたが、ワクワクする心の余裕がやっと訪れた。
中山峠からにゅうへの道は素晴らしかった。まるで庭園の中を歩いているようだ。苔むす森の中、何処からか妖精が「こんにちは」と出てくるんじゃないかと思ったくらい。青空がようやく見えてきた。樹林越しに見える稲子岳の紅葉に日光が当って美しい。
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にゅうへと続く癒しの森 |
左が稲子岳の山腹 |
9時30分、にゅうに到着。大きな岩の上に登ると白駒池を見ることができた。遠くの山までは見えなかったが、周辺の紅葉した山を見て満足。もっとのんびりしていたかったが、そうは言っていられない。眼下の白駒池に向かって下っていく。
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優しい名前に反してにゅうは岩のピーク |
にゅう山頂から撮影 |
下っていくうちに、登山道が沢と化していった。道を間違って白駒池に入っていっているんじゃ?と思ったくらい。一時は片足を膝まで水に突っ込んだが、防水処理をバッチリ施したスパッツのお陰で事なきを得た。
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ここ、川じゃありません。登山道です |
白駒池周辺は木道で整備されています |
白駒池の湖畔に出ると観光客でいっぱいだった。白駒荘周辺は登山者より観光客の方が断然多い。テント泊装備の自分は完全に浮いていた。山荘前のベンチで改めて地図とにらめっこ。やばい、やばすぎる。当初は北横岳経由で〜、なんて考えていたが、そんな計画は無理だということが、ここにきてやっとわかる(バカ)。
白駒荘から観光客に混じって歩き国道に出た。国道では白駒池駐車場に入るための長い渋滞ができていた。麦草峠に11時50分到着。焦りつつもとりあえず自分の所在をたけさんにメール。ぜいぜいさんが朝から歩いていると思われる雨池経由のルートを歩くことに決定。こっちなら林道が半分ぐらい占めているので、飛ばすことも可能だろう。
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カメラの列の隙間から・白駒池 |
国道を歩いて麦草峠へ急ぐ |
そうと決まったら早速出発。分岐、分岐っと探して歩いているうちに大石峠まで登ってしまう。「!!!???」地図で確認すると、茶水池と大石峠の中間に分岐があるように見えるのだが・・・。茶水池の木道が分岐?水たまりと化した歩きにくい登山道を引き返す。やっぱり、そうだ。茶水池の木道を歩くと、大きい雨池への標識があった。うえ〜〜、ロスタイム40分。
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麦草峠も観光客で賑わっていました |
でかい看板あったのに見逃す |
焦る私にさらなる困難が襲う。ササで覆われた見通しのきかない道が沢化。もう、白駒池あたりからずーっと道が沢。沢・沢・沢。林道に出てきた時は本当にうれしかった。雨池はパスして通り過ぎようとしたが、針葉樹の隙間から見えるキラキラとした紅葉が私を誘う。
林道からいったん外れ、木道を10分ほど歩いたところに雨池はあった。これが行ってみて正解。縞枯山を背景に緑、黄、赤の点描を見ることができた。池を半周してまた林道に戻ってきた。ここからは林道をばく進するのみ。林道から見える紅葉に何度か立ち止まりながらペースを上げる。
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雨池周辺の真っ赤なナナカマド |
林道ばく進中。雨池峠への分岐 |
林道が、さらに道幅の広い林道と出合う。そこから左に曲がって双子池ヒュッテにようやく到着。15時40分。双子池は、雄池、雌池の2つに分かれていて、ヒュッテのそばにある方の池の水は、煮沸しなくても飲めるとのこと。水質検査しているので安心だ。キャンプ指定地はもうひとつの池の方。ヒュッテからしばらく歩いた所にある。
湖畔の砂地にあるテント場に着くと、私に熱い視線を送る一団が・・・。本名を名乗ると「やっぱり!!」みなさん満面の笑顔で迎えてくれた。10時間歩いてきたので充分気分はハイなのだが、さらにテンションが上がり、上がりっ放しの状態で2時間会話していたと思う。決してお酒のせいではなく、何をしゃべったのかよく覚えていない。
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林道からも紅葉が楽しめました |
双子池。湖面が鏡になっています |
■4日目 双子池テント場〜双子山〜大河原峠
朝から小雨が降ったり止んだり。蓼科山を登る予定をやめて、大河原峠に下山する組と一緒にさっさと帰ることにした。ぜいぜいさんご夫妻、Kさん親子、Wキーさんを見送った後、8時30分出発。途中で本降りになるも、双子山を経て、1時間で大河原峠に到着。たけさん運転の車で茅野駅まで送っていただいた。
今回は何度か歩いた道を辿ったのだが、一生忘れられない山行になった。同じ山でも気象、季節、そして人との出会いが加わり、まったく新しい印象を私に与えてくれた。
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テント場は砂地で快適でした |
双子山は展望がなく寂しい感じ |
大河原峠に到着。お疲れ様でした |
駅弁の鶏めしで打ち上げ! |