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■5日目 キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜種池山荘テント場
5時10分に小屋の玄関を出ると、ついにお目見え!剱岳が。朝焼けに照らされて、今日はとてもいい予感。5時25分出発。小屋の横からすぐに梯子による垂直移動が始まる。天気のせいでハイテンションのせいか、全く苦にならない。すぐに鹿島槍ヶ岳の北峰が見えた。やっぱり目標物が見えた方が登り甲斐がある。
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やっと見えたわぁ。剱岳がぁ! |
五龍岳を振り返る。よく歩いてこれたなあ |
岩の切れ目に梯子があるのが見えますか |
鹿島槍ヶ岳・北峰が射程圏内に |
小屋泊まりの登山者数人と休憩のたびに笑顔で挨拶を交わしながら、ぐんぐん登っていった。あれ、もう着いた?という感じで北峰寄りの吊り尾根の分岐に7時5分に到着。ここにザックを置いて空身で北峰へ。小屋を早くに出発したワンゲル部が降りてきた。「おはようございますー」と彼らもにこやか。みんなニコニコ楽しい山日和。
北峰からは、文句なく360度の大パノラマが拝められた。特にこれから進む、U字を描いている鹿島槍ヶ岳の南峰から爺ヶ岳、針ノ木岳への稜線に魅了された。同宿だった方達と山座同定でしばし盛り上がる。そして、三角点がある南峰に7時55分到着。立山・剱岳の絶好の展望台だ。
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手前は鹿島槍ヶ岳・南峰。そこからU字を描いて爺ヶ岳から針の木岳。右側は立山・剱岳 |
鹿島槍ヶ岳・南峰。絶景を楽しんでいます |
立山・剱岳をバックに |
単独の方達としばし写真を撮りあったり、おしゃべりして楽しいひとときを過ごす。単独の方と話す時にいつも思うのだが、山への愛情が人一倍感じられるのだ。歩いては立ち止まり、遠くの山の連なりを静かにじっと見ていたり。私にはこの方達のように、山を本当に楽しむ余裕があるのだろうか。
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長野側から這い上がってきたガス!くるな! |
布引山から鹿島槍ヶ岳・南峰を見る |
8時30分、南峰を出発。今までのキレットとはがらりと変わり、とても歩きやすい道になる。布引山に9時5分到着。布引山からさらに標高を下げると、樹林の中の池が点在する湿地帯となり、お花畑が広がっていた。蒸し暑い中、冷池山荘のテント場を通過後、10時7分に冷池山荘に到着。
山荘前では顔なじみなった方々が、アイスクリームやビールやラーメンで腹ごしらえをしていた。つられてアイスクリームを食べた。ここで、同宿だったワンゲル部のメンバーの一人の靴底が剥離したので、全員で大町に下山するという。また、靴を購入した後に扇沢から登り返すようだ。なんたるガッツ。最終的には穂高まで縦走するらしい。
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冷池周囲はお花が沢山。ウサギギク |
冷池テント場。この時間はテントが無い |
どんどん長野側から雲がわき上がってきて、ついに稜線にまで雲が流れてきてがっかりする。見落としてしまいそうな爺ヶ岳の中峰への道標から急登を頑張る。みんなこちらには登らずに巻き道へと歩いてゆく。11時40分、三角点のある爺ヶ岳の中峰に到着。すっかり稜線はガスの中。残念!
続けて南峰に移動するが、天気がいいうちにテントを干したいのですぐに下山した。コバイケイソウが沢山咲いている種池山荘に12時45分到着。入山以来、初めて快晴の中まったりと縦走できて大満足だった。
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爺ヶ岳への登りで見つけたハクサンシャクナゲ |
爺ヶ岳の三角点は中峰にあります |
テントの受け付けで、なにやら注意事項の書かれた用紙を渡される。テントは奥から順番にきっちりと詰めて設営するように、もし詰めなければ後から移動してもらう・・・などなど。扇沢から比較的短時間で登ってこられるので混雑することが多いのだろう。しかし、この日は混まないようなので、各テントは間隔をあけて設営していた。
あと1食分しか夕食を持参していないので、小屋で夕食のみ食べることにした。2200円也。下界では、この値段ならちょっとしたディナーだ。その分、お味噌汁とご飯はしっかりとおかわりした。「これって2200円なんですよね〜」と他の人に話すと、「この材料を歩荷するなら、そんなもんじゃない?」と言われる。ごもっともです。
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種池山荘に到着〜。今日はゆっくりするぞ |
テント場。区画整理のロープが張られています |
食事の後、山荘前で顔なじみになった方々とおしゃべりしている内に日の入りに。わずかの時間だが、稜線が見えたので明日の天気に望みをつなげたいが、テレビの予報では「曇り時々雨、ところにより雷雨」となっていた。種池から針ノ木岳はいくつものアップダウンがあるので、雨が降ったら停滞だな、と決めて就寝。
夜半より、テント場を囲む木々が風に煽られてザザーッと音をたてる。そのうち雨が降り出した。雨ならまだしも、風が出てきたら絶対に縦走はしないと決めていたので落胆した。なんだか眠れないまま、雨の音を聞きながらシュラフの中で夜明けを待った。
6日目は[白馬岳〜鹿島槍ヶ岳 縦走 Part5]に続く!
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