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行程 |
| 1日目●大阪〜夜行 |
| 2日目●高瀬ダム〜烏帽子小屋 |
| 3日目●烏帽子小屋〜鷲羽岳〜三俣山荘
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| 4日目●三俣山荘〜黒部五郎岳〜双六山荘
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| 5日目●双六山荘〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘 |
| 6日目●笠ヶ岳山荘〜クリヤ谷〜槍見温泉 |
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行動時間 |
| 5日目●6時間00分 |
| 6日目●7時間20分 |
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■5日目 双六山荘〜笠ヶ岳〜笠ヶ岳山荘
まただ、また雨だ。本日は笠ヶ岳までの行程なのでわりと楽だ。疲れもたまっていたのでゆっくりと進むことにした。7時まで小屋で過ごしてだらだらと出発。
双六池を過ぎて、稜線に出てもまったく眺望なし。やがて、小池新道から上がって来た人や、笠ヶ岳方面から来た人と出会うようになる。数人が立ち止まっていた。雷鳥の親子がいたのだ。悪天に限って姿を表す習性の雷鳥との出会いに、素直に喜べなくなっていた。
休憩中に小屋で買ったりんごを食べた。稜線に出ると相変わらず体の右側に風雨が吹き付ける。そして、テント場に到着。大きな岩を大股で登って13時に笠ヶ岳山荘到着。
小屋は驚くほど広くてきれいだった。大部屋に案内されたが、ガラガラで結局広い部屋を5人で使う事になった。ピーク時には何人泊まるのだろう?昼食にスパ王を食べている内に天気が良くなってきた。青空は見えないが、ガスが段々引いて明るくなってきた。
笠ヶ岳に向かうことにした。頂上は広くて、ピークが2つに分かれていた。晴れるのを期待して30分ねばったが、無駄だった。変わりにブロッケン現象が出た。小屋に戻ると顔がやけに熱いので鏡をみると日焼けしていた。がーーん!日差しがないのでつい油断して日焼け止めを塗っていなかったのだ。昨日の晴天では何度も日焼け止めを塗り重ね、紫外線と徹底抗戦していたのに!油断大敵である。
そのうち、ガスが切れてきて穂高岳の稜線が現れた。稜線を見られるのも今日で最後、明日は下山するのみ。これまで、悪天続きではあったが様々な出来事や、出会った人達を思うと、こみあげてくるものがあった。顔見知りになったほとんどの人達は、双六山荘で行き先がバラバラになったので寂しかった。それでも、昨日同じコースをたどったおばちゃん2人組はここでも同宿で、クリヤ谷を下山する予定も同じだったので心強かった。
またしても豪華な夕食に驚いた。連泊するとメニューが変わるらしい。
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見えにくいけどブロッケン |
やっと穂高が見えた! |
病人が搬送されました |
■6日目 笠ヶ岳山荘〜クリヤ谷〜槍見温泉
いよいよ最終日。標高差1928メートルを一気に下る。朝食をお弁当にしてもらい、クリヤ谷の状況を確認して5時に出発。昨日登った笠ヶ岳に再び登る。頂上ではご来光を待っている人が何人かいた。槍ヶ岳の背後から登ってきた太陽を待ち、白山まで見える眺望を堪能して5時30分出発。
大きな岩がゴロンゴロンしている道だったがとくに問題なく降下していった。途中、弁当を半分だけ食べた。そこで、例のおばちゃん達が先にいったが、また追いついて先に行かせてもらう。登山道の真ん中に動物のものと思われる大きな糞を発見。まさかね…、と思いながら気にせず通過。槍、穂高の稜線がくっきりと見えた。
雷鳥岩から道が荒れてきた。後ろから、笠ヶ岳山荘の方がチェーンソーを持って追いついてきた。普通だとホラーな状況だが、登山道を覆っているササなどを刈り込んで整備してくれているのだ。気を付けてと声をかけられ、先に行ってしまった。いったん下ってまた登り返して、クリヤの頭に8時に到着。しばらく乗鞍岳を眺めていると、おばちゃん達も到着。たぶん会えるのはこれで最後だろう。お別れをして、再出発。
先ほどの山荘の方が作業をしていた。ここから、ササで覆われたすべりやすい急坂を下る。樹林帯に入ってしばらくすると、登山者の何人かと出会った。一人歩きのビスタ〜リに驚いていたが、クリヤ谷を登りに選択する方がよっぽど凄いと思った。沢沿いの倒木に座って弁当の残りを食べ、やがて錫杖岳の荒々しい山容が見えた。沢を何度か渡渉した。最後の渡渉地点は急流に細いロープだけが頼り。雨が降ったらクリヤ谷への下山を見合わせるようにと、笠ヶ岳山荘から通達があったその理由が、イヤと言うほど体感できた。最後まですべりやすい道が延々と続き、5日間を締めくくるには十分すぎるほど、手応えのあるコースだった。
今までの道が嘘のようなやさしい道に変わり、まだかまだかと身体・精神ともに疲れたころ、ついに槍見館の屋根が見えた。12時20分登山口到着!登山口には電話ボックスがあった。そこに貼られていた紙に視線が釘付けになった。
『最近、クリヤ谷で熊の目撃情報がありました。登山の際はくれぐれも注意して…』
って、あの途中でみた糞はやっぱり熊の糞だったのか!!…気を取り直して、槍見館の露天風呂で汗を流し、自宅に電話を入れ、お土産に赤かぶ漬けを買って、中尾バス停から高山行きのバスに乗り込み、5日間の縦走を終えた。
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夜明けの槍ヶ岳稜線 |
クリヤの頭でまったり |
笠ヶ岳とお別れです |
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